今回新しい施設を見学して、運営をNPOが行っていること。有料の会員制度があること。講座は全て実費負担であること。など参考になることがいくつかありました。私(たち?)の固くなってしまった頭では考え付かない斬新なアイデアを、後発の新しい施設から学ぶ必要性を感じました。

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 門真リサイクルプラザはできてからまだ2年だそうです。オープン前にはきっと私たちのリサイクルプラザを見学に来られたことと思います。千里リサイクルプラザは歴史が古いためにいろいろなところから見学に来られると思いますが、古いがゆえに既存のシステムからなかなか抜け出せないこともあります。

山副津多子

 門真市は山も川もなく自然がまったくない、とのお話をされ屋上から見た景色は本当に木がなく家ばかり、でも日当たりが良く草花が植えられ、とても居心地の良い所でした。大阪府民環境会議というNGO,NPOで構成される大阪の20余りの団体が参画し、この4月に発足するそうです。横との連携も大事だと思います。全国リサイクルプラザ会議なんて面白いと思うのですが。

 門真リサイクルプラザは、千里リサイクルプラザとよく似た施設で工房を中心に運営されています。屋上の園芸コーナー、染め、織り、手作り石鹸、陶芸と多種にわたって毎日何かの教室があり、土日は特に多くの講座が開かれていました。NPOのため、名刺もカレンダーの裏紙でと1円の赤字も出せないと必死に頑張っておられるスタッフの方々の気合いが感じられました。

田畑 寛子

 ”裂き織り工房” 機織りが裂き織りに変身です。古い布をリサイクル。細かく裂いて横糸で裂き織りで昔ながらの手作業で一枚の布になるのです。パッタンパッタンの音が聞けなかったのが残念でした。
 ”石鹸工房” 小さな器に沢山作ってありました。水に関する環境破壊を考えた時、洗濯排水、てんぷら油の廃油処理が水質汚濁のもとになっています。私も10年前には作っていましたが手が荒れると言って止めてしまいました。
「地球に優しいこと」はコツコツとやらなくてはと一人そーっと反省しました。帰りには、事務局長、局員さんに手を振って送られ「なんて気持ちの良い出会いか」「目的が同じ」の大事さを知りました

 春たけなわ井の中の蛙の私たち研究員8名は門真市に飛び出しました。お人柄の良い事務局長に迎えられました。ロータス(蓮の葉?花?)型の大屋根が広がる屋上庭園の広場が工房です。
 3年目を迎えられるプラザの建物は美しいの一言につきます。「NPO法人リサイクル活動機構」の仕組等を話し合いました。恥ずかしいことですが「NPO」の意味を初めて自分のものにしたのです。又一つ賢くなりました。事務局長の案内で11工房を見学。
 ”染め工房” 常に色々の種、花、葉、野菜の皮が集めてありました。玉葱の皮で染めた”シルクスカーフ”やわらかな色合いに仕上がっていました。草木染めの優しい色に感動しました。

岡本テル子

門真リサイクルプラザを見学して

《楽しく斬新な活動アプローチ》の活動

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