市民研究ニュース25年2月号再掲載
→P2より続く
○パワーポイントなど映像を使った授業
 が効果的。

 今の子ども達は、じっと話を聞くことは
苦手だが、パソコンなどIT器機には慣れ親
しんでいるので、学校の設備を利用してパ
ワーポイントなどの映像で、これから行う
授業内容やクイズのルールの説明をすると、
理解が早い。
 ある小学校で行われた民間企業「パナソ
ニック」による出前講座では、最新の器材
と映像を取り入れたプログラムで、子ども
達は目を輝かせて吸い込まれるように見入
っていたとの報告があり、質の高い学習支
援のあり方にヒントを得た。
○子ども達を叱ったり注意し
 たりするのは、先生方にお任せする。

 子ども達にはそれぞれの個性があり、お
となしい子、乱暴な子、器用な子、不器用
な子を担任の先生なら把握しておられるの
で、ふざけたり喧嘩になってもうまく収束
してもらえる。
 授業の開始と終了の挨拶も、先生方にお
願いする。
○時間に余裕があれば、子ども達にも後
  片付けを手伝わせる。

 知識を学ぶだけでなく「躾け」も身に付
けてもらいたい。水を無駄遣いする子が多
いのが気になっていた。
○アンケートも効果的
 受講後の子ども達の感想や、これから受
けてみたい授業などを知るため、子ども達
へのアンケートを取ってはどうだろうか?
この支援がどれだけ子ども達の心に残って
いるのかも知ることができる。
○クラブ活動の支援では異学年混合の班
 分けにするのが望ましい。

○実物の提示は効果的
 授業で作る製品の実物を事前に学校に
展示しておくと、子ども達の興味が増して授
業に集中する。また、授業内容をパネルに
 
して掲示すると効果がある。
○広報活動も大切
 プラザの市民研究員が環境学習支援や出
前講座をしていることは、あまり知られて
いない。もっとこのような交流会の開催を
して欲しい。


<参加しての感想>
        市民研究員 生野俊介
 寒いクリスマスの午後、大阪学院大学で
のくるくるフォーラムに参加しました。事
務局のお計らいによる小学校の先生方を交
えた意見交換の場であり、楽しみに出かけ
ました。八つグループに分れ、先生と行政、
事務局及び研究員のグループに入り意見交
換を活発に行いました。私のグループの先
生お二人は、大変お若いのですが、環境教
育へのご理解も深く、我々が実施している
学習支援活動を高く評価して頂けました。
一方で、あまり生徒達を大事にあつかい過
ぎず、注意する所はシッカリ注意し、手伝
わせる所はキチンと手伝わせて欲しい、と
の注文も出されました。注意することは結
構難しい問題で、先生によって見解が異な
る部分かも知れませんし、生徒に対して注
意するのは先生の役割、と割り切ってしま
うことも出来ます。でも、授業を円滑かつ
効果があるように進めるために我々も時に
は節度のある注意を与えることも必要かな、
と感じた次第です。意義のあるフォーラム
でした。
会場の様子 F班 先生と共に考察する

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