くるくるフォーラム2012
 〜子ども達への環境学習支援のあり方〜  市民研究員 福田 規子
                               市民研究ニュース25年2月号再掲載
 平成24年12月25日(火) 13時〜
大阪学院大学 5号館 第3会議室におい
て、「くるくるフォーラム2012」が開催さ
れました。
 子ども達が冬休みに入ったとはいえ先生
方はまだまだお忙しいのでは?と危惧され
ましたが、小学校から21名、中学校から
は1名のご参加をいただきました。プラザ
からは理事長はじめ7名、主担研究員2名
市民研究員27名、環境政策室2名、総計
60名の参加者で、学院大の素晴らしい会
議室は熱気に満ちているようでした。
 フォーラムは8つのテーブルに、先生方、
プラザ職員、市民研究員を混成して分かれ
ていただきました。
 まず、岡本理事長が開催の挨拶と、この
フォーラムの趣旨を述べられました。
 会場の様子 後ろは発表プログラムなど
 「平成13年から学習支援活動を続けて
きているが、年々支援を希望する学校が増
えてきており、環境学習の大切さが認識さ
れてきたと感じている。そこで、さらに充
実した内容でより効果的な支援が行われる
ように、先生方と市民研究員が率直に意見
交流をして、その中から授業の進め方や、
事前の準備、相互の役割分担などを話し合
っていただきたい。」
 次に、意見交換の参考資料として、
 
6プロジェクトチームの活動内容を5分に
まとめて発表しました。
 10分間の休憩の後、各テーブルにおい
て学校側、市民研究員側、それぞれの立場
から提案、要望、疑問、悩みなどが活発に
話し合われ、時間が足りないと感じられる
ほどでした。
 各テーブルの代表者が交流の成果をまと
めて5分ずつ発表し、最後に主担研究員の
先生方から講評をいただき、終了時刻をか
なりオーバーして和やかなうちに閉会しま
した。
<まとめ>
子ども達にとって分かりやすく、楽しく学
べる学習支援にするために、授業の組み立
て方、話し方、進め方、役割分担など、各
グループで話し合われたことをまとめまし
た。
○ 事前の打合せを充分に行う。
 どのグループからも出た意見です。先生
方と市民研究員と授業の内容、準備する物、
役割分担を事前にしっかりと打合せをして、
その内容を明記しておくことで、精神的に
も余裕を持ってより効果的な支援ができる。
チェックリストを作成するのも良い。
 特に微生物活用プロジェクトでは、プー
ル清掃に使用する「EM発酵液」作り準備
から先生方との打合せが欠かせない。また、
「生ごみ堆肥化」にしても、成果が出るま
でに長時間を必要とするため、開始する時
期の設定など綿密な打合せが必要である。
「支援」を必要とする子どもがいる場合は、
事前に連絡があればトラブル無く対応する
心得ができる。
 →P3に続く
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