川下 好則&山下 宗一
 最後に、市民、企業、行政それぞれの役
割があるが、新しい法律が出来るごとに、
企業の役割の比重が増していっている。そ
れら政策を作る時に、市民活動や声が大き
な力になっている。地域における地道な努
力、全国をつなげる努力と発信を怠らず、
さらに力を付けていこう。そして、リユー
スの時代をどう作っていくかという時を迎
えつつある。産業界を巻き込んだうねりが
きっと訪れるであろう。皆で真剣に考えて
いこう、ということでした。
 円グラフ=ごみ組成表を示し、燃やされ
るごみの中に、本来、資源となるものが多
く含まれており、整備された法律に従って、
丁寧に引き算すれば、燃やすごみは極端に
減らすことが出来る。そうすることで、次
に、清掃工場を建てる時には小さな工場で
済み、税金の節約につながることを、例を
挙げて説明された。
 松田さんは、「元気なごみ仲間の会」の代
表でもあり、地方で頑張っているごみ仲間
の方々の活動を表彰しており、伊万里、葛
巻町、仙台スタジアム、東京桜新町商店街
の順に紹介され、彼等がその地域でリーダ
ーとなり、審議会の委員になったり、全国
をつなげながら発信していく役割を期待し
ているということで、3年になるそうです。
 
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くるくるフォーラム2004は、7月10日(土)
PM1:00〜吹田勤労者会館
に、減量等推進員、一般市民、他市参加者、
研究員など118名が参加して、開かれた。



 主催者挨拶の後、松田美夜子さんから基
調講演が行われた。自己紹介として、川口
市の主婦だったが、ごみ問題に関心を持つ
ようになり、市をはじめ国の審議会委員に
もなっていることを話された後、今、大き
な問題として、容器包装リサイクル法の改
正とごみ有料制に全力をあげていることを
強調された。
 次に、法律を作る時の順番について、分
かりやすく説明され、現在の廃棄物をめぐ
る法律について、出来た背景や目的などを
順次解説され、来年からスタートする自動
車リサイクル法の最新情報を提供され、メ
ーカーが積極的に、コマーシャル時に法の
キャンペーンを行うことが決定されたいき
さつを話された。
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くるくるフォーラム2004報告