千里リサイクルプラザ 第三回連続セミナー 10月17日(土) 田中 優 氏
   〜貴方も電気生産者 「温暖化も戦争もない未来の暮らし方」〜
                                                エコ体験PT 西森 健生

  エコとか温暖化防止は、地球上の人口が増え 
夫々の人が豊かな暮らしを望むと、多分達成でき
ないテーマでなかろうかと私は危ぶんでいます。 
「レジ袋を減らそうや、車をやめて電車・自転車・
歩きの生活にしようや」という「もったいない」
というポリシーは昔からあったものとして、歴史
から学べますが、結果、今世界も日本も争いで人
口増加を抑えてきた歴史を悲しいほど感じてしま
います。1800年ぐらいから、世界の人口は増える
一方、あらゆる努力が水泡に帰している感がして
やみません。
 この真逆の考え方が、今でも世界で格闘してい
ます。人間は世界中で競争して、宇宙へ人を送り
出すこともやりかねません。見え隠れしています。
これは大変不幸なことになるのではないでしょう
か?
 私はこんな思いをもって、田中先生のお話を聞
くことになりました。
 先生は、東京から移り住んだ岡山の自分の家を、
とことんエコハウスに改造。いやもっと進んで、
エネルギーを作る・余る→蓄電池代わりに電気自
動車を買いたい。とまでなっておられます。120
分のお話を、ぶっとばして書くと、先生の話はこ
こまでとなりますが、それでは、この講座に出ら
れなかった方は、わからんなー??となるでしょ
う。

 そこで先生のお話の概要を書いてみます。
・東京在住時 3/11東北の地震・津波の後 岡山
へ移住。その時の家の建て坪は21から160の8
倍、コストは1/10 太陽光発電・蓄電設備を設置。 
中国電力との電力契約解除し、自前の電力でやる
こととなった。さらに屋上に太陽光、温水器を設
置・電話は固定をやめヤフーエアー、照明はLE
D、人感スイッチで必要な時のみ点燈。冷蔵庫は
進歩著しく、15年前比約75%以上効率が上がって
いる。エアコンはヒートポンプ式に、万が一を考え

て中古の発電機を持った。これで、電気は自立生
活可能になった。
東京時の生活に比して1/6のコストになった。
井戸があり、水道代0。しかし水の浄化装置を入
れたので、そのポンプ代で電気不足を生じた。
そこで、さらに太陽光発電の極安・技術の優れも
のを見つけ追加設置した。そのほか、自動車のバ
ッテリー寿命延長にIТEという電極へ硫黄不着
防止の話。リチュウムイオンバッテリーの寿命延
長の話。家の建て替えに合板プレハブでなく檜・
杉を使い、コンクリートも水の使用を40%落とせ
ば25年が250年持つ家が出来る。
ペレットストーブと言って、木くずとローソクの
燃えカスを再利用した助燃剤の使用等続きました。
このようにして、地域の雇用も増える収入も増え
る。この様に見ると、お金が地域や国の中で回転
すれば、地域や国が活性化することが分るだろう。
お金を海外に流出させる、石油購入や争い(戦争)
をやめないと、あらゆる活性化はストップする。
地域紛争とか民族紛争とかいうのは、油が原因の
争いだ。ならば、エネルギーを自然エネルギーに
シフト替えしよう。
私の家では、自家製電気が余りますので、贅沢に
電気製品を使っています。自家消費です。
電気は遠い山の中や海岸から、電線を通して運び
ますと30%〜60%皆さんの家庭に届くまでに熱
にかわって大気に放散されます。
電池の性能も上がってきました。電気も地産地消
の時代が近いと思います。そうなれば、地元に仕
事が戻ってきます。若い人の過労自殺とか、就職
不安から自殺という事が新聞・メディアを賑わす
こともなくなるでしょう。
 これが、講演のあらかたの内容です。
 私たちは、「暮らし」が大事であって、おカネが
大事なのではない、講演者の言われたエネルギー
のデモクラシーをやりたいものですね。
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 ☆一部修正しています。
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