環境学習支援講座「草木染」
  〜これならできる布の再利用を〜
  布deエコプロジェクトチーム 辻千代子

日時:平成27年10月7日(水)
場所;大阪府立吹田高等学校
内容;草木染
目的;布の再利用について
人数;15名
 吹田高等学校への環境学習支援講座は今回で3
年連続の実施となりました。回を重ねるたびに内
容も良くチームとしても自負している。
 9月25日に事前打ち合わせを行い新しい工法
の二色染めを御約束いたしました。
受講する生徒さんたちは「保育士・幼稚園の先生
を目指す子ども未来専門コース」のみなさんで、
草木染の実習や環境問題についての授業を通して
皆様が社会に出て指導する側になったときに外部
との連携プレーに必要なことを解っていただくこ
とがねらいでした。
 着物の裏生地を使ってマフラーを染色してみよ
うということですが布は100年使えることから
講義を始めました。簡単にごみとして出さないで
何かに変身させて再度使うことや、何に変身可能
かを研究し、布を最大限に利用し、どんな布でも
再利用する手立てを考えて頂いた。染めの色を抽
出材料に使用した玉ねぎの皮は台所の調理の時に
出る生ごみである。メンバーが集めていた皮を袋
に入れて持参した。
  玉ねぎ写真
 煮出して染液を作っている間に地球温暖化の
ことやほかにどのようなもので染められるのか?
また染色した見本を持参してあるのでなにから染
めたかを反対に生徒さんに聞いてみたりしながら
講座は進んでいった。
授業風景
草木染

二色染めですから再度絞る作業を行いますが少し
冷ましてから模様付けを行いましたが、どの人も
説明をしっかり聞いて下さり、作業もはかどりま
した。

アンケート回答
・家でも家族と一緒に染めてみたいと思った。
・色々な染め物をしたいと意欲がわいた。
・初めての草木染 いい経験になった。
・染める模様を自分でいろいろ工夫しました。
・作品はおばあちゃんにプレゼントします。
・自分の思った模様にならないところが面白い
・簡単に輪ゴム等で、できて嬉しかった。
・おばあちゃんとやったことを思い出し懐かしか
 った

 「加工」って面白いことがわかった。これなら
できる。自分の手を使い自然の力を利用して布を
変身させる不思議さを体験し、得した気分になっ
たと思う。
色素を抽出したあとの材料は太陽の力で元の重さ
に乾燥させてからごみに出し、土壌改良材として
土に戻す作業を行い家庭から出るごみの減量化を
目指す研究をしていることの講義ができたことは
研究員として誇りに感じた。
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