市民研究ニュース25年8月号再掲載
学習支援 ふろしきの包み方
                                    市民研究員 糸永 陽子
25年6月28日(金)
   千里新田小学校 図工室にて
 ふろしき包み方 説明の様子
 4年生3クラス(児童数122名)に、
2時間目から4時間目を使ってクラスごと、
6グループに分かれて「ふろしきの包み方」
の学習支援を行いました。
 まず、千里リサイクルプラザとメンバー
の紹介をしました。この4年生達は5月8
日に千里リサイクルプラザを見学している
ので、復習をかねて「どのような仕事をし
ている所でしたか?」と質問しましたら、「ご
みを砕いて、燃えるごみと燃えないごみに
分けていた」「瓶や缶をリサイクルにしてい
た」「壊れた傘から買い物袋を作っていた」
などと、各クラスの児童達はみなよく理解
している様子でした。
 また、ふろしきの歴史や、リデユース、
リユース、リサイクルの話しをして、レジ
袋についてのクイズを出して挙手をしても
らいました。
 @レジ袋は何から作られていると思
  いますか?
 A年間1人あたり、どのくらい使って
  いると思いますか?
@の答えは石油ですが、児童達の多くは、
 
 
プラスチックと答えたので、石油から作ら
れており、1人が1年間に約300枚も使
っているので、資源の節約とごみの減量の
ために、「レジ袋を使わないでマイバッグで
買い物をしましょう」と訴えました。
 さらに、「ふろしき」はとても便利で、結
び方によりいろいろおしゃれな買い物袋に
なることを話しました。
 まず、基本となるひとつ結びの実技指導
をし、その結び方を使って帽子を完成。出
来上がった帽子をかぶってグループ内でお
互いに見せ合ったりして大好評でした。次
は、真結びの実技指導。少し難しいので何
度も練習してもらって、お買い物包みを2
種類覚えてもらいました。
 最後にペットボトル包みを教えました。
これは少し苦労していましたが、全員が完
成させ、「来週からこれでお茶を持ってくる
よ」と言う声も聞こえてきました。
 本日学習支援をした事で、今までタンス
や引き出しに眠っていたふろしきがリユー
スされて、一人ひとりが小さなことから環
境に優しい生活ができれば・・・と願いな
がら、児童の皆さんに本日の講座の感想を
お願いして終了しました。その結果を参考
にして、これからの学習支援活動にいかし
ていこうと思います。
 ペットボトルをふろしきで包んだ例
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