施設案内プロジェクトチーム(PT)発足
                                 市民研究員  加藤篤齋 
                            市民研究ニュース 26年7月号 再掲載 
 くるくるプラザの各工房と破砕選別工場
は、例年から吹田市の小学4年生の環境学
習の場として、資源循環エネルギーセンタ
ーとセットになった施設見学が行われてい
ます。近くの茨木市や大阪市からの見学も
あり、少数ながら一般団体の来所もありま
す。こうした見学者の案内は平成25年度か
ら研究所にある6部門のPT52名からの応
募者11名が担当することになりました。
 昨24年度から会議を重ね、効果的・魅力
的な表現を身につけ「わあ大変だ!」、「ああ
そうか」、と感じる案内方法を考えるため、
他施設の見学や研究を行いました。新人2
名を加え4月から始まった施設案内PTの
活動の一端を紹介します。

 見学はクラス別に出発します。複数クラ
スの時はポイントを変えて出発します。
【自転車工房】油の染み込んだ組立台を取
囲んだ児童に指導員のやさしい説明がはじ
まります。修理や調整の仕方、パンク修理
の方法を指導します。費用はタダです、と
聞くと「へー」やうれしそうな表情が見ら
れます。この間、約3〜5分。
 自転車工房の案内
【布工房】こちらは女性の指導員です。大
抵は年配の方です。日常生活で使う布製
品をゴミにしないための様々の工夫を実物
を示しながら説明が進みます。この工房を
利用するのも「タダです」の言葉を聞
 
 
くと、うれしそうな、ホントー・・・の表
情が浮かびます。「おうちに帰ってお話しま
しょう」と説明が終わる。
【吹きガラス工房】児童の最も反応の大き
い工房です。家庭から出たガラス類が原料
です、には反応なし。長い鉄棒の先の灼熱
ガラス玉が延びたり、膨らんだり、固まっ
たり、の自在の変化にうわー、エーッ、と
声が上がる。反応が大きいだけに説明の要
点を考えさせられます。
 マルチホールでの説明
【家具木工工房】時には木工工作を経験し
た児童もいます。家庭で不要になったり、
傷付いた家具を修理し、廉価で販売してい
る現物の値段を見ると、口々に「やすっ!」
と声が上がります。カマボコ板数枚で夏休
み工作ができます、と聞くと真剣な表情が
みられます。出来上がった小作品は興味
一杯の様子です。
【破砕選別工場】中央操作室のガラス窓か
らの見学です。ゴミの山を崩し、人の手で
ゴミの中から資源となる金属類を選別する
様子を説明します。「まぜればゴミ、分けれ
ば資源」の言葉が最も理解できる場です。
 他にも【リユース食器】、【あげます・も
らいますコーナー】の案内もあります。
これらを40分から1時間で行うには時間
配分に神経を集中します。
 施設案内PTはくるくるプラザの広報部
門としてさらに研究を進めます。

P6 7月に戻る TOPに戻る
 施設案内TOPに戻る