第4回全国リユース食器フォーラム in Tokyo 開催! エコイベントPT
                                          市民研究員 鈴木和子
  リユース食器フォーラムの会場
 今年で4回目を迎える『全国リユース食器フォーラム』が、3月8.9日の二日間にわたり、東京都港区にある日本オラクル株式会社の会議室で開催されました。各地でリユース食器の普及に取り組むリユース食器ネットワークの40の参加団体の内27団体とその他の団体、事業者合計103名の参加があり、私たちのPTから4名が参加しました。
 会場となった日本オラクル株式会社は、オフィスとして初めてリユースカップを導入し、ごみの徹底した分別回収などを行なっており、環境に配慮した取り組みを積極的に実施しています。
 フォーラムに参加するまでは、「事業所で使用するなら、『リユースカップ』よりも『マイカップ』のほうが、環境負荷が少ないのではないか」「『リユースカップ』のほうがコストが掛るのではないか」などと、いろいろなことを考えながら当日を迎えました。
 しかし、私たちの『マイカップ』優勢の考えは覆されました。会場に到着すると、「飲み物は無料になっておりますので、ご自由に。」といわれ、さっそく自動販売機のところに行きました。通常は紙コップで提供されますが、販売機の脇に『リユースカップ』が置かれ、そこで使用されていたのです。当日の日本オラクル株式会社の活動報告で、オフィス全体が"フリーアドレス"になっているので個人専用のディスクがなく、私物を置くスペースがないことがわかりました。また、各フロアには給湯室があります
 
 
 
が、そこも個人のカップや飲み物を置くスペー
スがなく、ごみの分別回収コーナーが設置さ
れていました。さらに、担当者がリユースカップを導入する前に研究した結果、洗浄の際に使用する水の量がマイカップは一個につき2.01 リットル、リユースカップは一個に換算すると0.89 リットルになったそうです。
 いろいろな条件によって『マイカップ』と『リユースカップ』の環境負荷が異なるということを痛感しました。これはオフィスでの事例ですが、イベントでの取り組みにも重要なポイントなので、今後の活動で考慮していきたいです。
 リユースカップを使用する無料の飲食スペース
 さて、 1日目は3団体による最新のリユース食器の取り組み報告、日本オラクル株式会社の取り組みと利用状況見学ツアーの他に、被災地でのリユース食器の報告がありました。
 どの団体も活発に活動しており、参考になることが数多くありました。特に、from grassroots 広島のメディアと連携した取り組み、国際青年環境NGO A SEED JAPANの発展型のリユースシステムは、私たちの今後の活動にも有効でした。「私たちも、もっと頑張ろう!!」と初心にもどることができ、充実した一日でした。
 4名が参加
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