市民研究ニュース22年11月号再掲載
ごみゼロ岸辺祭 2010.10.22〜24  〜模擬店から使い捨て食器をなくそう〜
                             エコイベントプロジェクト 大澤浩子
 大阪学院大学では、学生ボランティアが2日目午前中の学生ボランティアスタッフ
「エコ推進隊」を結成し、エコイベントプロ
ジェクトが協力して、ほぼ全模擬店でリユ
ース食器を利用したごみゼロ岸辺祭を実施
しました。市内の大学の学園祭では初めて
の試みです。学年、学部を超えた延べ97
人の学生が、3日間にわたり、出店団体へ
のリユース食器の貸出と、会場に設けられ
た7か所のエコステーションでのリユース
食器とごみの回収を行いました。     
 この活動により、ごみが激減、ポイ捨て
もない環境にやさしい学園祭になりました。

 エコ推進隊 
   「環境」と学生との架け橋。今回の取り
  組みでは、延べ90名超の学生が参加し
  ました。環境という今のトレンドに対して、
  学生が一丸となって取り組んだことが何よ
  りの成果でした。その中でも、特に際立っ
  た効果を2つご紹介します。
   まず、何よりも学生のモラルが見違える
  ほど向上したことです。期間中、自発的に
  分別をする学生の姿が目立ちました。例年
  大量のゴミ、ポイ捨てが出ることを考えれ
  ば、とても大きな進歩でした。
   次に、分別活動というある意味で泥臭い
  活動が、学生に対して環境問題の深刻さを

 
知るきっかけになったこと。学生自らが
手でゴミを分別する中で、「こんなにもゴミ
が出てる」「実際は全然分別されてないん
だ」等の声を多く聞きました。手や足を使
って行動したからこそ、学べたことでした。
意識付けの効果としては、抜群だったと
思います。
 「環境問題と学生の架け橋となる」。
今回の取り組みは、まさにその具現化で
した。一人一人にとって大変意義深いこと
であり、協力いただいたすべての方に感謝
を申し上げたいと思います。
   大阪学院大学 経済学部 今村竜太
      リユース食器返却の様子    イベントごみゼロの様子
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