際協力機構から、卓球を通じた青少年の非行防止 を目的に卓球の指導に、海外ボランティアとして 中南米のエルサルバドルに派遣されました。 エルサルバドルは、北アメリカ大陸のメキシコ の南方に位置します。面積は日本の四国より、す こし大きさ国です。その中に火山が20もありま す。日本と同じ地震が多い国です。主要言語はス ペイン語です。通貨は米ドルです。国民性は勤勉 で真面目です。 1980年から1992年に内戦が12年続き経済が 変化しました。内戦前は日本の綿の紡績工場あり ました。今も東洋紡副社長が寄付した日本庭園が あります。エルサルバドル空港は日本が作りまし た。それが中南米のハブ空港になっております。 内戦前は工業国だったのですが、日本を始め多く の国の企業が撤退しました。今は、塩と農業の国 です。アメリカに出稼ぎに行った人の送金で経済 が成立しております。 ![]() 学校は午前7時30分から12時迄と午後は1時 から5時30分の2部制です。親の仕事を手伝う ためと学校の先生の数が少ない為です。 エルサルバドル国内で8ケ所巡回し体育の授業 として1300人の子どもに卓球を教えました。学 校の中に菓子やジュースの売店が有ります。休み 時間になるとスナック菓子を買って、食べる子ど もの姿が多く見られます。そのせいか、お腹が出 ている肥満気味の児童が多いです。また、食べた 菓子袋や、ペットボトル等ごみ箱に持っていこう としません。その場で平気で捨てます。卓球場も、 昼過ぎるとごみだらけになります。 みかねて、親子で卓球場に来ている子どもに、 一緒に掃除しようと、ほうきを渡しました。そう したら、母親から、大きな声で怒られました。 |
多分掃除する人がいるから掃除させないでくれ と言っていると思いましたが、でも、子供は一緒 に掃除してくれました。次の日も、一緒に掃除し ました。三日目になると、母親が私の持っている 箒を取り上げ、私がしますとしてくれるようにな りました。 菓子袋のごみを見つけ、このごみは「誰の」と 子供に聞いたら、アントニーと言ったので、アン トニーにゴミ箱に持っていきなさいと注意すると、 すなおに、持っていきました。すべて、日本語で 言いますが、通じます。(笑) ![]() 大人も平気で道ばたにごみを捨てます。そのせ いで、ハエが大量に発生し、食事の時はハエを払 って食べておりました。 ある学校では、各教室にごみ箱あり、児童が掃 除しておりました。そこの地域は、ごみは落ちて なく綺麗な街です。 私達は、吹田では、学校に行って、環境につい ての出前授業を行っておりますが、どこの学校に 行っても、ごみなど落ちていなくてきれいです。 エルサルバドルに行ってみて、改めて教育の大切 さを感じました。 ![]() P7 4月に戻る TOPに戻る |