第1回研究員研修講座
「エコロールプレイで、マイバッグ運動を仮想体験しよう」に参加して
                                            市民研究員 打越 明美
 
 5月1日土曜日の午後、約90分、三輪信哉主担研究員による、第1回研究員研修講座がおこなわれました。
 エコロールプレイ(役割を演じるゲーム)で、参加者が各主体となって、町(仮装都市「スイタン市」)のレジ袋削減運動をどう展開すればよいか、市民や事業者、行政のグループに分かれて発表、意見を交えました。
 先ずエコロールプレイとは何か、どう進めるのか、主旨説明がありました。要は仮想の町でマイバッグ運動を話し合う仮想の協議会をして、体験してみようというものです。

(仮想)スイタン市マイバッグ推進協議会とは・・・全体シート
 市内のレジ袋削減運動をすすめるために、201*年市民、事業者、行政により3者協同組織をたちあげられました。全市民が毎日使うレジ袋を削減することで、温暖化ガス排出量やごみ問題を考えるきっかけとなり、啓発活動が高まっています。目標を市内スーパーのレジ袋削減率を現在20%から60%に高めるとしております。

協議会参加者(プレーヤー)
市民組織(推進派、環境団体)、市民組織(反対派、消費者団体)、スーパー(推進派)、スーパー(反対派)、行政(担当部局)、自治会長 の6チーム。1チーム4名。
 私のチームは、スーパー(推進派)です。まず自分のチームの主張を整理し、話し合いました。グループでまとめた主張は

 『企業の社会貢献は大切で、積極的に進めたい。市民意識が高くスイタン市から始めるべきである。とはいえ役所の積極的な応援がなくては困る。
 

 1.マイバッグ持参者が増えると経費の節減になる。
 2.スーパー独自のバッグを作ると宣伝効果になる。これに対しては他店のバッグで買い物がしにくい。
 3.マイバッグ持参者が増えると万引きが増える
 4.次世帯の為にCO2の削減になるのでマイバッグ持参をする。』

 模擬協議会では、それぞれチームのまとめた主張を模造紙に書き発表、そして討論に入りました。消費者団体と行政から活発な意見が出て最後は行政の方から、「その案は考えておきます」との回答。仮想ではありますが、どこか妙に現実的なやり取りが行われました。
 すでに吹田ではマイバッグ推進協議会がありますが、なかなかその場では意見が出ません。模擬協議会だから活発な意見を交わすことが出来たのだろうかと思いました。研修会の時間が短くて少し残念で、市民研究員の方々の意見をもっと聞きたかったです。研究員さんがマイバッグ推進に熱い想いを持っておられる事に感謝致します。そして、マイバッグ推進運動に取り組んでいる私には、これからも頑張れる力をいただきました。
 エコロールプレイによる発表風景
 エコロールプレイによる発表風景

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