”教えて”「新焼却炉について学ぼう!!」
Q)ごみを焼却する量は?
 またその焼却した時に発生する排気や灰は、
 どうなっているのですか?


A)1日最大240tのごみを焼却できる炉が2基
 あり、施設全体で1日最大480tのごみを
 燃やことが可能です。(旧炉150t/日×3炉)

A)排ガスは集塵・洗浄工程を経て煙突から
 排気されます。灰は溶融炉で無害化され、
 スラグとメタルになります。

Qエネルギーの回収は行っているのですか?

A)燃焼したごみの熱を利用して、蒸気を発生
 させています。その蒸気のエネルギーを
 センター内にある設備に利用したり、蒸気
 タービン発電機という機械で電気
 (最大13000KWの発電が可能)を作って
 います。その作った電気もまた、センター内の
 設備に電気を使用し、余った電気は電力会社
 に売っています。

Q)スラグやメタルは再利用されるのですか?

A) 溶融炉で排出したスラグは、道路用建材
 として使用したり、コンクリート製品として加工
 してリサイクルする予定です。また、比重の
 大きいもの(メタル)は鉱物資源として再利用
 されます。 
スラグとは(?△?)
 溶融灰を水中に投入するとシリカと
 カルシウムの針状の結晶になり、基本的
 にはセメントの原料と同じ。
 
 
 
A)メタルは主に鉄分なので、溶けて出ることは
 ありませんが、不純物が多いため、主に
 クレーンなどのウエイト用に加工されます。

Q)ダイオキシン対策はどうなっていますか?

A)炉の温度を維持すること、排ガスを集塵、
 化学反応等により、除去し、国の基準値よりも
 低い値を現在実現できています。
 いくらダイオキシン対策および発電を行い、
 効率を上げたとしても、ごみの量に比例して
 酸素の消費、二酸化炭素が発生するので、
 地球温暖化対策の面からもごみの絶対量
 は少ないほうが良いのです。

 溶融スラグ 溶融メタル

【施設職員より】
 ごみ焼却炉に沢山ごみを出さない事は、
このごみ焼却炉が長持ちすることにつながり
ます。今後とも3Rを生活の基本にしていただ
けたら大変ありがたい事だと思っています。
 また、この炉は事故・災害などで多くのごみが
出た場合も考えて作られています。そのような
事がないようにこの炉を大切に長く使えるように
皆様のご支援をお願いします。
         【文責:西森健生(エコ体験P)】
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