くるくるプラザ社会見学について
富田・赤大路学び舎ネット
運営委員 辰巳 佳世子
 10月18日木曜日に、私たち富田・赤大路学び舎ネットの社会見学参加者10名は、「くるくるプラザ」にやってきました。
 ネット生の「リサイクルについて知りたい。」というアンケートの結果にこたえての社会見学です。リサイクルを前面に出した施設はここだけなのでどのようになっているか楽しみに来ました。
 まず、三浦事務局長様より吹田市のごみの事情を説明していただきました。ここでは高槻市より一つ多い5種分別を取り入れて、より細かい分別を進められていることに驚きました。また、施設建設地についてどこの市町村でも住民に嫌がられているため市の端に追いやられているとの説明につい苦笑をしてしまいました。実際、参加者の中にはくるくるプラザのあることは知っていてもこの施設の中にごみ処理施設があることを知らなかった人も多く、それもほとんど臭いがしないせいだと思いました。
 施設の説明の後、実際の作業の様子を見学しました。まだ時間帯が早かったのかごみが集まって来ていなくて、機械がさびしく回っていました。それを見ていたある参加者が後に、「実際に自分が出したごみがあそこで粉々になっていたら辛い気持ちになっていたと思います。」と話していて、同じ気持ちになりました。どこの作業所でも人の手と目が必要であり多くの人が働いていることに驚かされました。危険なガスボンベのためにガラス張りになっている床、缶の材質選別のための磁力機械などの機械はあっても、最終的には人の手で取り除き、目で選別されていると思うと、もっとゴミの出し方に気を配らないといけないと思いました。
 
 

 作業の様子の見学の後は、実際にリサイクルを行っている工房を見学しました。自転車・布・吹きガラス・木工の工房と、リユース食器を利用しているパーラーを見ました。どの工房もごみとして出された物に人の手を加えて立派に蘇っていて、再び人の役に立ったり作品として喜ばれたりしているのを見ると、今一度ごみの出し方を考えないといけないと感じました。
  工房の見学
 最後に紙漉きの工房で、牛乳パックからはがきを作る体験をしました。牛乳パックを粉々にする工程の説明を受けて、実際に紙漉きの要領ではがきを作りました。皆さん童心に戻って(?)楽しくはがき作りに取り組み、時間の許す限り2枚3枚と作っていました。
 今回はいろいろなゴミのこと、リサイクルのことを知ることができました。次回は子供を連れて来て体験してみたいと思います。
 最後になりましたが、今回お世話になった方々にお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
  紙すき体験
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