編集担当プロジェクト紹介
リユースシステム構築プロジェクト
●できることから始めてみませんか? リサイクルより環境負荷の少ないリユース のしくみづくりを
 
スポーツ競技場やコンサート、お祭りやイ ベントの多くでは、紙やプラスチック製の 使い捨て食器が使用され、大量のごみが発 生しているのが現状です。使い捨て食器は、 回収・リサイクルされる場合には新たなエ ネルギー資源が必要です。限りある資源を 有効に使うという観点からは、ごみの発生 自体をなくすこと(リデュース:Reduce) や、一般に省資源・省エネルギーですむ再 使用(リユース:Reuse)の方が、リサイク ルより優れているといえます。

近年、とくにサッカー場やお祭り、野外ラ イブなどの閉鎖空間でのリユースの取組が 各地で始まっており、ごみの減量やライフ スタイルの見直しといった側面からも、そ のしくみづくりと定着に期待が寄せられて います。

そこで私たちは、関西をリユース先進都市 に育てるために、リユース食器の普及と、 活動の経済的なしくみを整えることを目的 にプロジェクト展開しています。
   リユース食器マーク
 
 
 環境対策支援便 RE-ECO
   <環境対策支援便 RE-ECO>

これまでプラザでのごみゼロの取組みは市 民的にも広がりを持ち、たくさんのデータ を収集することができました。また、社会 実験としても大きな成果がありました。し かし、一方で、運営に負担がかかり、持続 可能な取組みとは言える状態ではなかった のが現状です。活動を継続的に続け、さら なる広がりを創造するためにも、これから のしくみ作りがとても重要です。特に、リ ユースを定着されるためにも、一定、経済 的な広がりを創造しなければ、一時のボラ ンタリーな取組みに終わってしまう可能性 をはらんでいます。そこで、京都の取組み と連携を計り、来年度に向けてしっかりと した事業基盤を整えるために、現在、業務 用の食器洗浄機の導入や「ひとづくり」に 専念しています。今後の取り組みは、「吹田 のイベントのごみを減らそうプロジェク ト」と共に行っていきますので、どうぞ御 期待下さい。
(リユース食器システム構築プロジェクト 太田 航平)
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