環境学習発表会を見て
                                     水川 晶子
 今年も2月5日(土)、環境学習発表会が開かれました。この環境学習発表会は6回目を迎えますが、6回連続出場や5回出場の小学校があり、学校の環境への関心の高まりを感じました。年々、発表する内容が濃くなっていて、子ども達の発表はすばらしい!と痛感した日でした。また、調べたことを効果的にわかりやすく伝える工夫がよくされていました。
 テーマは水の汚れやごみの減量、自分達のまちの環境、自分達のまちに住むヒメボタル、ドングリ貯金をして動物を守ることなどと地球規模の環境問題である砂漠化や有害危険物など、さまざまな問題を取り上げていました。
 中でも、水の汚れの原因の57%は家庭排水で、台所から米のとぎ汁を流すと、魚が住める水にするにはお風呂の水が4杯も必要になることを、子ども達の口から聞くと新鮮でドキッとしました。
 ごみ調べをしたあと、フリーマーケットを開いたり、個人でできること、やることの決意をひとりひとり語ってくれた学校がありました。リサイクル工作を作る、紙は捨てずに資源回収に出すなどに加えて、靴下を修繕してもう一度はくという決心をした子どもがいたことは驚きでした。
 高校の科学部のお兄さん、お姉さんはさすがに落ち着きがあり、吹田市の誇る竹林の保護のために地域の人たちと竹炭を作る活動の楽しい様子をビデオを交えて発表してくれました。
 今回は、千里リサイクルプラザ研究所から「環境にいいお店をさがす会」に発表する機会を与えていただきました。「わかりやすくやさしい表現をする」事のむずかしさを感じました。また、子ども達の真剣さと熱気にたじたじとなりました。子ども達の発表に教えられることは多く、今後の活動に参考にしたいと思いました。
 それぞれの学校に共通していたのは、調べたこ
  
  
と、分かったことを伝え、私たちにできることを実践し、続けて行こうという決意でした。ライフスタイルの変換を呼びかけることが、なかなか人に伝わらず、やきもきすることも多いのですが、この日は、子ども達にエネルギーをもらい、元気になれました。
 
環境学習発表会で発表しました
                                    岡本 テル子
 スーパーとのパートナーシップの展開−スーパー探検隊から透明トレー回収まで−の発表をしました。わかりやすい表現を心がけ、お店の会のメンバーと考えました。「あなたたちのずっとずっと未来に、この社会が続いて行けるように…」というフレーズは耳に残りやすく、我ながら良いできだったのではと自画自賛しています。
  発表の様子
 私たちはスーパー探検隊を通して、3つのRのうちのリデュース(ごみになるものを買わない)をごみ減量の有効な手段と考え、毎日の買い物を意識して買うことを勧めているのですが、意識を少しずつ変えて行くことが「小事が大事」となって発展するのだなと感じました。ところが、私たちの暮らし方を変えて行かなければならないと強い主張をするところを、私が天まで舞い上がってしまい、十分な発表ができませんでした。けれども、この発表を通じて、お店の会の足跡を知ることができ、いい経験ができたと思います。
 「もの」を大切にし、無駄なく使う思想を持ったひとりひとりの賢明な行動が、社会を変える力になり、皆が輝くことを願ってやみません。
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第6回環境学習発表会 「広がれ!環境の輪」