12月11日(土)、市民会館にて「アジェンダ21すいた中間案発表会」が開かれました。アジェンダ21とは、1992年、ブラジルサミットで合意された「21世紀の課題」で、具体的には21世紀に向けて持続可能な社会を実現するための行動計画のことです。何よりも地域で実践・行動することが大事です。
 吹田市民の行動計画「アジェンダ21すいた」策定会議が市民・事業者・行政職員のメンバーで6月に立ち上がり、2005年3月に行動計画を策定するため、頻繁に集まり、会議を重ねています。9月から部会に分かれ、部会単位の話し合いが始まりました。やはり同じ想いをもつ人たち、分かり合える部分が沢山あり、何物にも替えがたいものです。また、コーディネータ役の京都の環境NPO「環境市民」からもとてもいい刺激をいただいています。
 策定会議のねらいは、計画を絵に描いた餅にしないように、公共の担い手として社会に貢献し、計画推進主体になる人を育成しつつ確保し、地域力、市民力を高めることです。また、行動計画は具体的なプロジェクトとし、PDCAサイクルで継続的に改善をして行きます。
      アジェンダ21吹田策定会議の様子
 策定委員は5つの部会(エネルギー、資源、自然、交通、環境教育)に分かれてプロジェクト案を作成しています。千里リサイクルプラザ研究所からは、福井所長、三輪先生、大澤さん、水川が資源部会に、池渕さんが環境教育部会に属しています。

この日は、5つの部会からプロジェクト案の発表(寸劇やプレゼンテーション)があり、その後、部会に分かれワークショップを行いました。
     寸劇の様子
 資源部会はナレーション付きの寸劇で発表しました。10年後の吹田市内のエコ商店街が舞台で、大阪弁のセリフあり、擬音あり、早替わりありと少ない人数で大忙しの舞台でした。池渕さんは環境教育部会で、小学3年生になりきり、熱演でした。資源部会のプロジェクト案は、○消費者とお店 どっちもうれしい ごみゼロのまち吹田を実現しよう ○町の修理屋さん大忙し ○カブトムシの住む花咲き町吹田 ○イベントのごみゼロを目指せ! ○吹田版ギネスで環境活動を盛り上げよう ○地域を巻き込んだ、学校でのごみ教育・食育の6つです。
 その後、ワークショップに参加した市民と意見交換をしました。時間の制約もあり参加者が意見を言ったにとどまり、議論を深め、プロジェクト案を「磨く」ところまで至らなかったことは残念ですが、この日に出た意見をできる限り反映し、来年3月までに計画最終案をまとめていきます。
 これからの市民研究所の方向は、他の団体とゆるやかなネットワークを作っていき、ともに実践活動することだと考えます。私たち市民研究員も外へどんどん出て行って、多くの人と連携し、協力しあいながら活動の輪を広げて行きましょう。
  アジェンダ21すいた推進組織の実働は、来年の4月以降になります。そのための種まきをしっかりしたいと思います。皆さんも循環型社会吹田の実現を目指して一緒に行動していきませんか?
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アジェンダ21すいた策定会議に参加しています
市民研究員 水川明子