新人市民研究員を対象にした環境基礎講座第1ク
ールに続き、主として一般市民を対象にした第2クー
ルは、8月から11月にかけて毎月計4回開講した。

○第1回講座は8月21日(土)資源リサイクルセンタ
ー(くるくるプラザ)の成り立ちと役割及び市民工房の
見学をテーマに開催、20名参加。
○第2回9月11日(土)吹田市のごみ事情及び破砕
選別工場見学、17名参加。
○第3回10月9日(土)北工場(焼却工場)見学及び
研究所研究内容紹介、8名参加。
○第4回11月20日(土)イベント(万博ごみゼロウォ
ーク)参加とプラザの事業紹介、4名参加。
 今回の珍しい現象としては、夏休みの自由研究で
第1回講座に参加した北千里高校の3名の女子高校
生が、楽しかったと2学期が始まった第2回講座にも
参加してくれたことである。残念ながら第3回は台風
騒動で参加が減り、第4回も事前の伝え方が悪く、参
加が少なかった。しかし、参加者は毎回非常に熱心
で、興味関心を持っていた。以下、各回参加者の感
想文から部分抜粋を掲載して報告に代えたい。
<第1回感想>
*今回の参加で啓発・研究している施設の存在を初
めて知った。ごみ量が増えている中で資源再生の工
夫を知ることができてとてもよい勉強になった。
*今回の見学と説明で、よりその機能がわかった。次
回は友人を誘ってきます。
*近くに住んでいて行ったこともあるけれど、プラザ
の成り立ちとか研究会のプロジェクトなどまったく知ら
なかったので勉強になった。
*吹田市にこんなところがあるなんて驚いた。近所の
人たちに積極的に説明して見学を薦めたい。
<第2回感想>
*今回は普通では見学できないところや、破砕選別
工場のことがわかってよかった。ごみ問題を家庭科で
調べ学習をしているのでとても参考になった。
*ごみの出し方一つで作業がひと手間かかることが
わかり、今後に活かしたいと思った。ごみを出す側も
知ることで変われる部分はあると思った。
*見学は今回で3回目。あれだけの量を少人数でこ
なしているのを見て感心した。少しでもごみを減らし
たいとつくづく思う。
<第3回感想>
*実際のものを見ることで、より一層、ごみ問題の重
要性を感じた。
*ごみ量の多さと撹拌作業の重要性に、より生ごみ
減量が必要と痛感した。
*見るもの聞くものがすべて初めてで、ますます吹田
市が誇らしく思った。今後近所のみんなに「なるべく
ごみを出さない」「分別に協力する」など知っている限
りの話をしたい。
*見学会がもっと一般の方にもしてもらえたら、ごみ
減量へ認識が強くなるのではないかと思う。
見学会様子
<第4回感想>
*今日のイベントは初めての参加だったが、こんなに
多くの方が熱心に参加されているのをみて驚きだっ
た。楽しかった。
*4回のうち3回の参加で、ごみに対する認識を新た
にした。地域に帰り研修したことを広げたい。来年は
見学会も企画したい。
*ごみゼロウォークに参加して・・・もっとごみが散乱
しているのを思い浮かべていたが、落ち葉がほとんど
で拍子抜けだった。ただ、落ち葉は分解して土に返
るけれど、ビニールやプラスチックといったごみ類は
ごみのまま残るので、それが少量でも捨てられている
のはみんなが意識すべきだと思う。

          (主担研究員 西村 隆宏)
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環境基礎講座第2クールを終えて