出前講座

今から120年前、発明王エジソンが作ったのは
日本の竹をフィラメント(光るところ)にした電球
でした。「ホント?竹が光るの?まっさかあ!」
そう思うあなた、ほんとかどうか、さあ、やってみよう!!

そして、エジソンの時代と今の時代を比べながら、  
身近なところから地球の環境についても考えてみましょう 
                              
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出前講座「竹電球つくり
 竹ひごの段階から電球を光らせるまでの過程
を子供達に実際に体験してもらい、電球の光る原
理を会得してもらえたと同時に、現在我々が享受
している文明生活も、所詮は自然界に存在してい
るモノに対し、人間が働きかけ、幾多の叡智とエ
ネルギー(労働)の投入の積み重ねのたまもので
あることを感じてもらえたかなと思っている。こ
ういう目で、増え続けるごみも含め、全てのもの
を見直してみると、ごみもエネルギーの結晶であ
るように見えてきて、ごみを無造作に捨て去りが
たく、それらのリサイクル利用は、エネルギーを
無駄にしない省エネ思想に結びついて売るので
はあるまいかと期待されるところである。
 終わりに千里リサイクルプラザのガラス工房
でガラスをリサイクルして作った美しいグラス
カップを土産に子供達に持ち帰ってもらった。
 この講座に当たっては岸二公民館長、ならびに
関係諸氏の多大のご協力をいただいたことに感
謝している。
 7月19日 13時半から岸二地区公民館におい
てエジソンが発明した世界最初の電球作りを子
供達に実体験してもらう講座を開いた。
 参加者は子供13名とその父兄の方々で約2
0名ほどであった。本来は子供達に空きびんと竹
ひごと電球だけを利用して竹フィラメント電球
を作ってもらい、それに電気を流して点灯させた
いところであるが、子供たちの年齢差が大きく、
時間的にも制約があるため、あらかじめ途中まで
作って準備しておいた半製品を使って作っても
らった。フィラメント用の竹ひごも最初から炭化
しておいてもよかったが、ここがこの竹電球作り
の要であることから、竹フィラメント作りだけは、
全員に竹ひごを燃やして炭化させるところから
たずさわってもらった。
 こうして作った電球に電気を流して光らせる
のだが、最初は上手くいかなかったため、急きょ
単3電池8個使用の電源に切換えて次々無事点
灯させ終わらせることができた。

下村 力