出前講座「千里新田公民館・染色講座」を終えて
辻 千代子  水川 晶子
楽しく斬新な活動アプローチ
の代金、扇風機とアイロンの電気代だけですから
とても安くつきます。また、自分でする手仕事は、


てまひまかけるのですから、愛着もひとしおです。
生活に彩りを添えるというのは、こういうことか
と思いました。スローライフとは、あくせく働い
て物をどんどん買う生活よりも、今を大事にし、
数少ない大事なものに囲まれてゆったりとすご
すシンプルライフを選ぶことのようです。染める
という単純な作業に熱中し、ごみに関しておしゃ
べりする、それこそが、最もぜいたくに時間を過
ごすことなのかもしれませんね。
 楽しく斬新な活動の一環として、辻の助手とし
て水川が講座に同行しましたが、共に多くを学び
ました。ごみのことも日常のこととして、参加者
のみなさんと話す事ができました。むしろ、皆さ
ん方のいろんな知識を吸収したいという欲求は
強いと感じました。
 「プラザの研究所は、いろいろ楽しいことをし
てらっしゃるのですね。参加して見たいです。」
という声も聞きました。市民研究員になると言っ



てくださった方も1人おられて、元気になって
帰って来ました

   P4           目次に戻る

 去る7月16日(金)、暑い日でしたが、千里
新田公民館で「たまねぎの皮で染めるシルクのス
カーフ」の染色講座初公開に、辻と水川とで行っ
て来ました。
 参加者は19名で、染色を始める前に、ごみの
話を約20分しました。「みなさんが今日からで
きるごみ減量」をコンセプトに、「紙をごみにし
ないで資源として生かす方法」です。(資料:く
るくるプラザ2004.NO.39号、減量推進課作成
「こんな紙も資源化できます!」)
 この日の参加者は、不要な紙は大多数が集団回
収に、資源ごみに出す人が次に多く、ごみにする
人は誰もいない模範的な方たちでした。紙は1cm
四方の小さな紙まで再生できること、窓つき封筒
は窓の部分を取れば良く、お菓子の箱もつぶして
雑紙として集めてくださいとお願いしました。辻
と水川がコント風に、進物のしいたけを例にした
説明もしました。ただ、お菓子やカレーの箱の金
色の部分は切り取らないとダメなこと、シールメ
ールは再生できないこともお伝えしました。
 その後、資源ごみに出している紙や缶などを自
転車や軽トラックで持って行く人がいるが、許さ
れるのかと質問がありました。一応、集積場に出
された物は無主物として誰の物でもないと解釈
されている。しかし、世の中の動きとして、関東
方面では条例で窃盗罪が適用されるなど、罰則を
決めたり、古紙の抜き取りに対して取締りを強化
している自治体が増えていること、関西ではまだ
関心が低く、奈良県桜井市だけだということも紹
介しました。この日は減量推進員さんが4人も参
加しておられて(1人は男性)他にも紙の出し方
について質問があり、関心が高かったです。お店
の会の活動と連続基礎講座の案内もしました。
 染色は辻が軽妙な語りで「そんなに采ばしでつ
つかなくてもだいじょうぶですよ」などを交えて
終始、和気あいあいと楽しい雰囲気行いました。
「しぼりもやってみますか?」と辻が呼びかける
と、あちこち手が上がり、とにかくガヤガヤと活
気がありました。
 草木染め(たまねぎの皮もこのジャンルに入り
ます)は買うと高いですが、自分で染めると、た
まねぎの皮はタダ、水道代とガス代、ミョウバン