市民研究ニュース 26年4月 再掲載
→P2より続く
  手作りおもちゃと環境PT  綱島 勇
 
 私たちは「廃品を再利用した手作りおもち
ゃの指導を通して、ごみの減量化と環境問題
の啓発・意識の向上を図る」
ことを平成26
年度も活動テーマとして掲げていますが、今
年度もさらに以下の事項を課題として検討し
ていかなければならないと考えています。
 
1)環境問題における家庭の基本的な役割と
 して、廃棄物などの発生抑制・適正な処理
 方法などが求められています。環境問題に
 ついて、どのように啓発していけばよいか、
 環境に関する知識を得ることも含めて検討
 していきます。

2)環境問題について啓発する一つの方法と
 して、接することの多い子ども達に「廃品
 を再利用した手作りおもちゃ」を教えるこ
 とで、環境問題について子ども達はもちろ
 ん、子どもたちを通して各家庭にも伝えて
 いく手法の検討をします。 

3)「環境川柳いろはかるた」は十数年前に全
 国から応募して作成したものですが、その
 内容は現在でも充分に通用するものと考え、
 その活用方法を検討します。

4)具体的な実践の場として、@小学校にお
 ける環境学習支援 Aプラザのイベント時
 おける手作りおもちゃ教室の実施 B各地
 域施設における出前講座等があります。
  例年、年間35回程度の実践の場を提供
 いただいていますが、今年度はメンバーが
 減少しておもちゃの材料準備・指導員の派
 遣等で影響が出ますので、指導員獲得のた
 めのおもちゃ作り講習会、プラザ主催市民
 研究員募集展でのデモンストレーション等
 でPRして、新たな市民研究員の獲得を目
 指します。 

        エコ体験PT   西森 健生
 
 我々エコ体験PTは、環境学習支援で小学
校高学年の指導を中心に活動を続けてきまし
た。
 平成26年度は27年度に向けての助走期間
として、従来の「紙パックを原材料にする、
紙すきによる3R(もったいない)」と、湯水
のように使っている「水のこと」そして、「エ
コな暮らし方を考えながら生活する姿勢」を
もう一度思い出していただこうと いう3つ
の柱を中心として、地域に根差した活動にも
踏み出そうと考えています。
 我々が、小学校で培った教材や教え方のノ
ウハウを、地域や高齢者の方々にも、楽しん
でいただきながら 毎日の生活に生かしてい
ただくことが出来ればありがたく思っていま
す。親子で協働して活動することにより、今
までの子供への一方的な知識伝授から、社会
全体への広がりが生まれるのではないか。こ
れこそ、本物のエコ社会ではないかと思って
います。
 これからのエコ社会は、高度成長型社会の
ように正解と思うものを押し付けるものであ
ってはなりません。線香花火のように一瞬の
“ああ楽しかった”別の言い方をすれば、自
分にあきらめる気持ちを起こさせないで何事
も楽しめるものであるべきです。是非、納得
感を皆が持てるようにしたいと考えています。
多分時間はかかるでしょうが、65歳以上の人
が40%を超えている超高齢化社会の到来で、
子供たちだけに目を向けていたのでは、いず
れ御批判をいただくことになるでしょう。自
分も高齢者であるわけですが、高齢者の物の
見方や行動については、結局解っていないよ
うに感じています。昨年末の流行語大賞が4
つも出たことは、価値観の多様性を認める社
会になりだしたかなと感じています。26年度
も、ぼちぼち、しぶとくやっていきます。
 →P4・5に続く
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