第2回 市民研究員研修講座
「3Rの実践的活動と資源循環社会への展望」
           施設案内PT 金指 弘
 8月1日(土)プラザ講義室にて立命館大学政策
科学部の小幡範雄教授(専門分野:環境政策論・
環境システム論)を講師として第2回市民研究員
研修講座が開催されました。
 研修講座の様子
  約90分の大学の講義のような内容であったが、
絵や図を多く使いわかりやすく解説いただいた。
最後には、受講生それぞれが「ごみ」についてコ
ンストレーション(星座)マップを作成し二人の
受講生が発表して終了しました。
 自分もコンストレーションマップを発表した一
人であったが、聞くだけでなく「ごみ」について
思うままに連想する言葉(概念)を書き出すこと
により、講義で聞いた言葉の色々な関連性に気づ
く面白い作業でした。
 以下、講座内容の主な5点について紹介します。
1.廃棄物の特性研修講座の様子
 「循環型社会形成推
 進基本法」で定義されて
 いる廃棄物に関連する
 言葉の説明があった。
 ・循環資源:廃棄物等
  のうち有用なもの
 ・循環的な利用:再使用、
  再生利用及び熱回収(サーマル・リサイクル)
  をいう
 ・再使用(リユース):@循環資源を製品として
  そのまま使用すること(修理しての使用も含
  む)A循環資源の全部又は一部を部品その他
  製品の一部として使用すること
 ・再生利用(リサイクル):循環資源の全部又は
  一部を原材料として利用すること
2.江戸時代のリサイクル
 鎖国をして閉鎖社会であったので、ものを大切
 にする(もったいない)循環社会?だった。稲
 やわら草履、古紙、尿、灰などをリサイクルす
 ることが経済として成り立っていた。
  講座の様子 PP 「江戸時代の具体例」
3.エントロピー(Entropy)の法則
 エントロピーは環境問題を理解する基本概念で、
 熱力学から導かれる。比喩的にいえば、エント
 ロピーはエネルギーや物質の汚れである。自然
 界の現象は必ずエントロピーの増大を伴う。
4.リサイクルを定量的にみる
 リユース・リサイクル都市のベスト10、レジ袋
のリフューズ効果、製品・商品の一生のおける各
局面でのリサイクル対応、日本の各地での3R活
動の紹介があった。
  研修講座の様子
5.コンストレーション(星座)マップ
 ユング心理学の考え方であるコンストレーショ
ンとは、ばらばらに存在している星たちを遠くか
ら眺めた時、ある1つの星座を構成している事に
気付くように、私たちの心の状況と外側に起こる
ことが合致して、あるまとまりを持った出来事と
して受け止めることができる、というものの見方
である。
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