市民研究員研修講座を受講して
                                   エコイベントPT 馬場節子         
10月4日、午後から当プラザにて市民研究
員を対象とした研修講座が行われました。
                   
 この日のテーマは「みんなで考える『地球
温暖化防止』のための授業作り」で私達の主
担で大阪学院大学の教授でもある三輪先生が
お話されました。今回の研修の目的は、私達、
市民研究員が小学校等に学習支援に行く時の
授業作りのヒントと、トレーニングを兼ね備
えたものでした。
  研修講座の様子「図は排出グラフ」
 最初の1時間は地球温暖化についての講義
がありました。産業革命以降、産業や工業の
発達は著しく、それに伴い化石燃料の使用に
よるCO2濃度も上昇します。そして自然界
で吸収しきれない41億tが毎年、大気中に
貯金され増え続けていきます。このため地球
に温熱が溜まり、海水の温度が上がり勢力の
強い台風が発生しやすくなるのです。

 そう言えば今年は8月から台風の発生が多
く、多くの地域で川の氾濫等の災害があり大
変でしたね。
 このままこの状態が続いて行けば生態系が
狂い、食糧も不足し、水没してしまう地域も
あるそうです。そうなると地球は存続するの
さえ大変な状況になってしまい、人類や全て
の生物は全滅してしまうと言う危機的な事態
 
にさえなってしまいます。そうならない為に
は、どうしたら良いでしょう?
  研修講座の様子「写真はワークショップの様子」
 そこで後半の1時間は4班に分かれて温暖
化防止のための授業をどのように進めていけ
ば子ども達に分かりやすく、効果的に教える
事ができるのかをワークショップ形式で行い
ました。
 
 先ず、子ども達に何を教えるか?のテーマ
を決めます。例えば、家庭で出来るエコな生
活とは?又は、エコマークとは何か?視点を
変えて、学校でのエネルギー消費量は?など各
班さまざまなテーマを掲げました。
 そして各自が考えた授業の展開をタックシ
ールに書き、それを模造紙に貼り、みんなで
ディスカッションを行いました。その結果を
最後に全班が発表しました。
 
 未来を託す子ども達に市民研究員である私
達が出来る事。それは地球の環境を大切に守
りながら共生することを教える事ではないで
しょうか?資源はいつか枯渇してしまいます。
でも大切に使い続けていけば長く使えます。
環境学習という重い使命を担った仕事を、心
して取り組んでいく覚悟が出来た講座でした。
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