吹田高校での環境学習支援「紙すき」
                                  エコ体験 PT  生野俊介
 冬休み明け間もない1月15日(水)に吹
田高校で紙すき実習を行いました。通常の紙
すきとは少々異なり、3年生の「地域社会研
究」の一環で行われたものです。この地域社
会研究というのは、地域社会のことを多面的
に学ぶ授業で、行政のこと、都市のこと、交
通のこと、水のこと、環境のことなどなど数
多くの地域にまつわることを一年間かけて学
ぶもので、座学あり、体験あり、見学ありの
楽しそうなメニューです。メンバーは15名
で、うち、女子13名、男子2名と圧倒的に
女性の多いコースでした。リサイクルプラザ
からは布でエコPT、手作りオモチャPTにつ
づき3回目の担当となりました。
 紙すき 説明の様子
 最初の3Rの話は小学生用のものを使用し
ましたので十分理解は得られた、というより
この年頃独特の「そんなこと分ってる」とい
った感じも受け、少々失礼しちゃったかもし
れません。紙パックからのパルプ取り出し、
紙すき材料のミキサーでの撹拌なども見せた
後、本番のハガキ作りでは、大方が2枚作成
していました。小学生では必ず1〜2名が失
敗する“すき枠の裏表逆使い”は無く、流石
に高校生だけあってポイントは良く聴いてい
ると感じた次第です。デザイン付けも結構サ
ッサと行い、手際は大変良く、この点も子ど
もと違うなあと妙に感心して見ていました。
 
 2枚のハガキ作りの後、すき枠などの水洗
校庭の様子いを手伝ってくれながら、
「準備が大変だ」、
「保育士になったら片付
けは全部自分でやらなく
ちゃ」と言っていた生徒が
いたのには感激で、
準備と片付けが大切で
あることを印象付けたかったこともありとて
も嬉しい言葉でした。何事も段取りが上手く
いけば80%は成功、ということを少しは実
感してくれた様ではありました。終了後、一
人ずつ感想を述べてもらいましたが、小学校
時代に経験した生徒も多く、久しぶりに体験
して楽しかったとの発言が多くありました。
先生からは、同じ事を行っても、小学校時代
と今の高校生の時代とは感じ方が違うと思う
とのコメントがあり、きっとそうなんだろう
なと感じた次第です。
 出来上がったハガキはこの一年間の地域社
会研究でお世話になった講師の方々にお礼状
として出すとのことで我々にも乙女から感謝
のハガキが届くとイイナと内心思っておりま
すが、サテどうかな。?
 できあがった ハガキ

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