市民研究員 研修講座
「学校教員対象の環境教育講座について」

    市民とお店PT    打越明美


 1月11日(日)くるくるプラザ講義室に
て、主担研究員の三輪信哉先生による講座を
受講いたしました。講座の内容は以下のよう
なものでした。

環境教育の歴史と動向
1956年(昭和31)年
 レイチェル・カーソン氏が環境教育を唱え
 た。
1968(昭和43)年
 小学校学習指導要領に公害という用語が使
 われるようになる。
1972(昭和47)年
 国連に「国連国際環境計画」設立
1975(昭和50)年
 「ベオグラード憲章」
 環境教育・訓練の目標が定められている。
1977(昭和52)年
 「トビリシ宣言」
 環境保護の改善・科学技術の教育
1985(昭和60)年
 世界教育会議が東京で行われた。
1997(平成9)年12月
 「テサロニキ宣言」採択
 *持続可能性のための教育
2000(平成12)年9月
 国連加盟国189の首脳が会し、ミレニア
 ム宣言が採択

学校教育
 「環境学習で身につけたい態度」

@ 自然体験を通して感受性を育てる。
A 一つの価値ではなく価値の形成過程を重
  視する態度を身につける。
B 問題解決の判断力、思考決定能力を身につ
  ける。
 
C 物事を公平な態度に基づく、環境倫理観を
  身につける
D 環境に配慮した、実践行動力を身につける
E 互いに分かり合う、こころの教育を徹底す
  る。
環境学習(学び方)
@ 直接、自然・文化にふれる、体験学習。
A 野外に出て、問いを探求する探究学習。
B 資料、調査、観察による問題解決学習。
C 地域社会の一員としての社会参加学習。

 研修講座の様子

 受講しての私の感想です。環境教育とは、
自分を位置づけしてその周りに目線を置き、
風・雨・土・草花を美しいと感じ、人やもの
を愛し「おもいやり」のこころを育てるもの
ではないでしょうか?
 世界では今も戦争や宗教、貧困などで、教
育を受けたくても受けられない人がいます。
日本では、教育を受ける権利「義務教育」と
いう制度があるため、ほとんどの人は教育を
受けることができます。ありがたいことだと
思います。 
 講座の始めに、先生は、事情があって教員
免許を持っていません。とおっしゃいました。
「え!!驚きました」
私たち(市民研究員)も教員免許を取得して
いるものが何人いるでしょうか。環境学習支
援で児童に「環境について」のお話をする機
会を得た時、教師でもない、保護者の立場な
のか、地域の大人なのか戸惑っていましたの
で、これからの取り組み方を学ばせていただ
きました。先生ありがとうございました。


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