大阪府立 吹田高等学校における
         手作りおもちゃの出前講座

                             手作りおもちゃと環境PT  綱島 勇
 11月20日(水)吹田高等学校で将来
保育士を目指す「子ども未来専門コース」
の3年生15人の生徒を対象に、手作り
おもちゃの出前講座を実施しました。私
たちのチームから指導員として3名が
出席しました。
 同校では「子ども未来専門コース」の
生徒に対して、社会人として活躍する時
に必要な情報収集や問題解決能力を身
につけさせ、また郷土愛を育てることを
目的とした地域社会研究「わが町“吹田”
を学ぶ」に関するカリキュラムが組まれ
ています。
 その中の一つに「リサイクルを学ぶ」
として千里リサイクルプラザの「手作り
おもちゃ」、「草木染め」、「紙すき」の実
習が組み込まれていました。
 担当教諭の手島先生とおもちゃのサ
ンプルを持参して事前打ち合わせを行
いました。2時限授業の1時限目(50
分)に幼児を対象にした「はねカエル(廃
材厚紙を利用)」と「ストロートンボ(牛
乳パック利用)」。10分休憩後、2時限目
に親子で一緒に作ることを目的とした
「万華鏡(フイルムケース利用)」を採
用することが決まりました。
 講座当日の始めに、今回のおもちゃを
後日においても生徒たちが作れるよう
にと、私たちが作成した「おもちゃの作
り方マニュアル」を配布しました。
 私たちのチームが高校生のグループ
に対して指導するのは初めての経験で
した。大人なのでおもちゃ作りもスムー
ズに進むだろうと気楽な気持ちで臨み
ましたが、作り方の説明をするのに大人
であるが故に全員を一つの方向に注目
 
させる難しさを経験しました。マニュア
ルを見ながらどんどん先に作業を進め
る生徒、ここはどうするのと聞く生徒、
二人の先生が参加され協力していただ
きましたが、まとめるのに苦労しました。
 1時限目の作成の簡単な「はねカエル」
に時間を取られ、ストロートンボについ
ては作図の工程から始める予定でした
が、時間の関係で私たちが準備してきた
作図した牛乳パックから作業を始めま
した。なんとか予定の時間に終了して
10分の休憩を取ることができました。
 写真 子ども未来専門コースの生徒たち
  《子ども未来専門コースの生徒たち》

 2時限目の万華鏡は生徒も慣れ、私た
ち指導員も慣れて1時限のようなもた
つきもなく、万華鏡について説明する本
田氏も段取りよく進めたのでスムーズ
に終了することができました。
 写真 フィルムケースの蓋を開けて、ビーズや他のオブジェクトの入れる量を調整する生徒たち
 《フィルムケースの蓋を開けて、ビーズや他の
 オブジェクトの入れる量を調整する生徒たち》


 おもちゃが出来上がった後は、おもち
ゃで遊びながら素直に喜んでいました

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