第20巻 研究報告書の作成を終えて

         主担研究員  土屋 正春
 それぞれのチームとの出会いを頻繁にし
て、取り組みの実情が遅まきながらよくわ
かるようになりました。
 やはり学校への環境学習支援活動に圧倒
的な時間がかかり、疑問を整理したり、考
え方を前に進める余裕がほとんどないのが
大きな課題です。それぞれのチームの例会
では、今後の学習支援活動の段取が時間の
大半を占めていて、年度初めの研究計画も、
年度末の報告書も、いわば「やっつけ仕事」
で原稿が提出されてる状況にあります。
 相談で多い話題は次の点です。
1 パソコンの入力操作がうまくいかない。
2 研究をするとういことが良くわからない。
3 いろいろ考えるが整理ができない。
4 文章に整理してまとめるのが難しい。
 こうした疑問や反省が表面化したのが最
近の特徴で、それだけ改善が期待できます。
もう「時間がなかった」とは言わないように
しましょう。やはり、毎回の例会の内容を
当初の年度計画に照らしてどうなのかを考
えて記録する。この作業の積み上げが地味
なようでも確実な方法ではないですか。4
月からの記録は、報告書の原稿に使えそう
ですか。

           布deエコPT  辻千代子
 今年度の活動報告書作成にあたり、第20
号らしさを前に出したく頑張りました。原
稿は以前からその都度準備はしてあるつも
りであったが「草木染め」の準備作業と同じ
で思うようにいかなかったような気がしま
す。しかし主担の先生にご無理を申して何
とか提出出来た。「研究は達成できたのか」
 

 とか、また「新年度に向けてとの調和も
考慮したか」とか自己判断は行なったがこ
れで良しとは言い難いが、慌てないでスロ
ーで頑張ったところを前に出しまとめ上げ
た。その内容は新年度に「出前講座」や「環境
学習支援」に使えるような原稿に書いた。や
り残しの不足部分を新年度の研究に残して
如何にして布をなるべくごみに出さない様布の利用例
工夫を凝らして
行くかを課題とし
た。最後に次年度
は仲間で書くことも
考えました。


         エコイベントPT  大澤浩子
 私たちは、イベントにおいて排出される
ごみの減量をテーマに活動している。今年
度は、エコイベントを更に広めるため、従
来の活動に加え、次の二つの目標を立てた。
(1) 実践講座を2回以上開催する
(2) こども対象のイベントで、リユース
 食器、マイ食器の普及を推進する。また、
 イベントの際に、クイズ等子ども対象の
 環境意識の啓発プログラムを研究し、実
 施する。
 そこで、今年度の研究報告書もこの二つ
の課題についてまとめることにした。それ
ぞれの実践活動に関しては、報告書なり、
ニュースの記事を作成している。しかし、
一つのまとまりのある研究報告となると、
毎年感じることであるが、誰が担当するか
の書き手の制約と、通常の活動を進めなが
ら作成するという時間の制約があり、なか
なか進まなかった。
 次年度はどのように取り組むのが良いの
か、今から協議する必要があるのではないか。
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