「環境問題市民講座」
 "知る、分かる、伝える"
     市民研究員 浅芽 董久


(財)千里リサイクルプラザ主催の環境問題市民講座が平成24年2月22日(水)に吹田市民会館5階で午後2時から開催されました。
講師は(財)千里リサイクルプラザ 研究所の主坦研究員 土屋正春氏   

冒頭から質問形式で進捗され眠気が吹き飛んでの講座であった。さすが日々学生と接しておられ、午後からの睡魔をいかに克服させるかの講演でした。

世界で今何が起きているのか、それがなぜ起きているのかを知るところから学ばせて頂きました。
日本の借金が一日あたり80〜100億円も抱えながら、先進国としての日本は後進国に援助しており、日々生活の中で何も困らない現状で誰がその借金を払っていくのかも知らないまま生活している事の無関心さを認識させられた。
環境面では、人間は環境を破壊し利益を上げ成長してきた。環境を破壊して開発していくのでなく自然を上手く利用した生命圏共同体としての地球全体論をどう構築していくか、という姿勢を日々生活をする中で考える大切さを痛感させられました。
豊かな国であると世界から見られている日本は海と山を結びつけた里山的制度の確立などが国をあげて設立していけば豊かな国になると思った。
時代に合った目標意識を!では
世界人口の増え方は1日当たり23〜24万人と4日で100万人ペースとなる。
世界人口は2011年に70億人を超えており、
 
50億から60億人になるのに15年かかり、60億から70億人になるのは12年かかつているとの統計的数値。80億人になる人口増加は加速的に短縮され「人類生存5点セット」の水・栄養・衣類・家・職業はどの様に確保していくのか大量消費社会の一員としての責任を今生きている我々がどの様に時代に合った目標意識を持つかを問われている事が分かった。
又、2030年から2040年で世界の原油生産量が底をつきローソクの時代に戻るとの説明には驚き、具体的に数値で述べられると恐ろしい事である。
講演して頂いたテーマの知る、分かる、伝えるは世界情勢を知り、各自なにが今ベストかを理解し、後輩・次世代に伝えられる事を各プロジェクト内で展開し、原油が底をついてローソクの時代になっても心豊かに乗り越える議論が大切であると感じさせられた一日でした。
 壇上の土屋先生

 会場の様子
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