今年の抱負              エコ体験プロジェクト

 新年明けましておめでとうございます。
 私達メンバーは今年も小学校の環境学習支援活動などで東奔西走はりきっています。
 私達の環境学習支援活動のツールは3種類用意しています。子ども達に一番人気があるのが「牛乳パックのパルプから作る紙すき」です。そして「水の恵みに感謝の水の話」で、その次が現在仕上げ途上の「地球にやさしい行動をしようのエコゲーム」です。いずれのテーマでも子ども達が感動してくれるので私達もやりがいを感じています。
 私達のプロジェクトは西森リーダーを中心に12人、それぞれの特徴を生かして仕事を分担しながら 環境問題やごみの減量についての啓発をしていますが、今年の目標は「メンバー誰もが同じ話を子ども達に出来るようにしよう」です。
 エコ体験プロジェクトの歴史をひもといて見ますと、忘れることが出来ないのが故菅原節子女史のことです。菅原さんは片山小学校のPTA活動で「牛乳パックの回収とリサイクル活動、そしてその啓発手法としての紙すき」を試行錯誤されながら、くるくるプラザにおいて実践されました。私や西森さんは吹田シニア環境大学一期生の時、菅原さんに出会いました。同期生として菅原さんと共に活動していたら、気が付いてみたら くるくるプラザの市民研究員になっていて、紙すきの手伝いをすることになりましたが、しばらくして、不幸にも菅原さんは病気で亡くなりましたので、私達菅原チルドレンはどうしたらよいのか途方に暮れたこともありました。
 くるくるプラザの皆様の励ましのお陰で、今では上記のように三つのツールを完成させ菅原さんの志を引き継いで環境学習支援を続けています。さぞかし、菅原さんは天国で喜んでくれていることでしょう。
 
 
  学習支援の様子 
 私達は「紙すき」で、必ずごみの減量方法 3R(リデュース・リユース・リサイクル)についての話をしています。その中で、ある子どもが「私のお母さんは牛乳パックを魚をさばくのに使ってます」と言う子が沢山います。いつから牛乳パックがこのような使われ方がされるようになったのでしょうか。牛乳パックは「回収ボックス」に入れてくださいと訴え続けても続けても、牛乳パックが紙の資源になることを知らないのか、リサイクルしなければならないことの意識の乏しさに悲しくなります。
 牛乳を瓶で買えば、紙パックのごみが出来ないのに、知ってか知らないのか、皆牛乳を紙パック入りを購入しています。この世の中牛乳パックが溢れかえっています。人は皆楽な方へ楽な方へと流れています。そのような流れに逆らって「瓶詰の牛乳を買ってごみをリデュースしましょう」と訴えても、誰も聞く耳を持ってくれないのが現状のようです。
 新年早々から愚痴ばかりになりましたが、今年も菅原さんの意志を引き継いで、少しでも吹田の環境が良くなるように、また、少しでも吹田のごみが減るように、私達は啓発活動に頑張ります。
 くるくるプラザをご支援くださっている皆様方、今年も昨年以上のご協力方をお願い申し上げます。(文責:金子幸平)
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