10周年記念 平成20年環境学習発表会
 「広がれ! 環境の輪!」
 市民研究員 西森健生
☆開催日:平成21年1月31日(土)
☆時間:  午後0時30分〜午後3時30分
☆会場:  (財)千里リサイクルプラザ

 
 会場は展示会場と発表会場に分かれ、模造紙による発表と調べ学習の冊子発表とがあった。全部はゆっくり見れなかったが、一人一人が良く調べて纏めていた。2〜3拝見したが、つい引きずられて読んでしまう作品であった。冊子発表





 私は今回発表の学校にも伺っている、紙すきのグループに属しており、吹二小の「牛乳瓶とパックのどちらが環境に優しいか」という発言に注目させられた。我々がリデュ―スの例に挙げた牛乳瓶使用を、「重いから運搬に二酸化炭素を沢山出し牛乳パックの方が環境に優しい」、としていた。教えられたことを鵜呑みにせず、考え発表する子供が育ち始めている、と感激させられた。「朝礼暮改」を恐れない、考えつづける子供に育てほしいと思う。
  
 発表会場では山五小の「ストップ地球温暖化」のテーマで、ディベート方式で発表をやっていた環境問題は、前の世代が積み残した"正に地球規模の問題"で、賛成・反対が出ておかしくない"問題"それだけ考え続けなければならないテーマ素直に発表している"姿勢"に我々も何かお手伝いしたいなあ-と、拝見した。
 我々は、発表となると構えて正解を出したがる、ディベートに強い、頭の柔らかい子供が育っている・楽しんでいる・チャレンジしている。
 環境学習発表会は今年で3回拝見したことになるが、年々面白くなる、学校も努力し、私も色々経験してきた。このようなチャンスは学校と社会との擦りあわせによると思う。プラザの継続努力に感謝したいと思います。
  
 併せて、会場で配布された千二小4年生の作った「温暖化新聞」を転記します。よく調べていると思います。
 

 地球温暖化の最大の原因は、温室効果ガスのうち二酸化炭素の濃度が高くなったことです。温室効果ガスがなくなればいいの?そうではありません地球の平均温度15度はこのガスのお陰です、このガスが無くなれば、地球は-18度となりとても住みやすい環境とはいえなくなります。温室効果ガスはなくてはならないものなのです、でも増えすぎるとどうなるのでしょう?地球はどんどん暖かくなってしまうのです。
 私達人間は住むため、生きる為、森林を伐採(土地を開墾し暮らしを豊に)して来ました、海も又汚されている為、炭素の吸収が減りました、そして地球をどんどん暖かくしているのです。
 地球温暖化の原因は主に「人間の生活」です。二酸化炭素は石炭や石油を使いすぎで出ている、ゴミが腐るとメタンガスが発生している、ゴミの捨て過ぎは温暖化ガスを増やしています。100年前から現在を見ると0.6度暖かくなっています。
 貧しい国の出す二酸化炭素の量は、一人2〜3s 先進国の出す二酸化炭素の量は40kg約20倍です。ほとんどは石油や石炭から出ています。その量は40年間で何と10倍に増えました。日本では電気エネルギーの約半分を化石燃料で作っています、電気はこまめに消しましょう。

 このような文章を小学校4年生は調べ学習で新聞にしています。私達は子供さんたちに叱られることになりそうですね。沢山の発表がありました。どれもこれも取り上げたいのですが字数不足です。
  会場発表の様子
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