11月1日、市民研究員研修会で「なぜ地球環境創造には三者協働が必要か」 と題して三輪先生の講義を受講しました。
 90分・・・長いなぁ・・・先生の穏やかで立て板に水の如く澱みないお話を聴いていると、きっと眠くなるのでは? 正直なところ不真面目な気持ちが少しありました。

 しかし、プラザ創立当初から研究所にかかわり市民研究員を育て暖かく見守り続けてこられた先生だけに、地域の環境創造に対する研究所と研究員の役割を判り易く解説され、今までの実績を評価しながら話を進めていかれましたので、ほど良い緊張感を保ちながらお話を聴くことができました。

 現在ではNGO、NPO組織やボランティア活動が市民の間で拡がりをみせておりますが、意外にも欧米に比べ20年遅れでスタート、特に阪神淡路大震災あたりから急速にボランティア意識が高まり、活動がなされているとの事。

 我がまち吹田は「人が輝き感動あふれる美しい都市(まち)」を目指し、第3次総合計画でさまざまな施策が計画され、審議され、実施されています。その大綱の一つに「環境を守り育てるまちづくり」がありますが、世界中でCO2削減が叫ばれている今、環境負荷を少なくする努力は全市を挙げて取り組まねばならない重要な事項です。

 市民一人一人の小さな努力も、共通の目的を持つ者同士が集まって組織化すれば、大きな力となり、行政を動かすことが出来ます。 
 事業者には経済力と高い技術があり、行政の施策に対し協力、助言が出来るはずです。
 
 

 行政は、自らが策定した環境基本計画に基き率先して環境に配慮した行動に取組み始め
ています。例えば、「市役所エコオフィスプラン」です。

 こうした三者が、共通の目的に向かって協働すれば1+1+1=5にも10にもなってゆくはずですが、それぞれには得意、不得意な面とさまざまな利害関係があり、三者がすぐに手を結び協働するには困難な問題が生じてきます。
 まずは相手を知り、理解し、認め合い、尊重し合い、補い合う事が大切だと教えていただきました。
 先生の作られた言葉 「合力」「合知」「合心」の三語がとても印象に残りました。

 又、私が所属している二つのプロジェクトの活動が例として取り上げられました。「イベントごみゼロP」は、市民から芽出し活動しながら知恵を蓄え情報を取り入れて確実に成長し、拡大しているとの評価をしていただきました。
 「いいお店P」では、誰にでも出来るマイバッグ運動を市減量推進課や、アジェンダ21すいた資源部会等とネットワークを組み、お店に対し協調的なキャンペーンを続け、市民の意識を変える波及効果が期待されるはず、と言っていただき、研究員2年目の私にとっては自信を持たせていただけました。大変有意義な講義でした。
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