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      立命館大学フィールドワーク実践
                      〜懇談会に参加して〜
                    市民研究員 田中 多賀子
平成20年9月30日(火)午後2時20分から表記院生4名の方と各プロジェクト代表者の方々との懇談会が開かれました。 

 何事も参加する事に意義があるという立場で私も同席させて頂きました。
将来,公務に就かれる大学院生が,市民社会生活から生まれ出る一般廃棄物収集処理・再利用化に関心を示し,千里リサイクルプラザ見学ならびに各プロジェクト代表者と懇談をされる事は,将来の「安心安全の街づくり」「持続可能な街づくり」に繋がる意義深い懇談会と思ったからです。何故なら,地球温暖化を遅らせる日々の努力を市民レベルで実践行動展開中の市民研究員さん達が大勢おられるからです。

 懇談会が始まる前に,徳野所長からリサイクルプラザ設立理念,沿革等々を聴かれ,施設内見学をされました。徳野所長の説明は,明瞭で解り易く,「なるほど」院生方にはこんな風に語りかけるのだ・・・と勉強になりました。相手への語りかけ方,伝え方が相手の気持ちをこちらに向けるポイントなんですネ。

まずは院生4名さんの自己紹介から,田部さん「家電リサイクル法に関心があります」 吉岡さん「環境学習に取り組みに関心があります」 山田さん 下津さん。次に各プロジェクト代表者 杉山 綱島 西森 田中 金子 福田 下村 大垣 打越 大澤。次に各プロジェクトの活動状況報告。・リユース食器取り組み活動から事業への進展今後の課題,・子供やその親と一緒に廃品利用のオモチャ作りを指導そしてごみ減量意識の芽生えに繋げる活動,川柳かるた完成までの苦労談,・昔の暮らし方や環境を解り易く語りながらエコ体験そして水の
 
 

事も意識づける活動,・食品の無駄な廃棄をなくそう活動,食品表示への正しい理解と気づき広報,家庭から排出される残飯量危機意識取り組み活動・市民と小売店舗の間に位置しマイバック呼びかけ普及活動マイお箸への新たな取り組み活動,・お台所のお鍋使用で古布自然野菜染め活動・家電使用時における工夫意識と消費電力量削減データー記録収録広報活動・等々多くの報告がありました。院生の皆さんは,自分の研究テ〜マと繋げながら熱心にメモされておらたと拝見しました。川柳かるた現物に触れらての感想等を,その場でお聞きできなかったのは残念と思いました。

懇談会終了近くにごみ減量活動と経済の見通しに触れる質問が院生の方からあり大量生産大量消費の生活が犯した過ちを繰り返してはならないと大人達は判っています。

千里リサイクルプラザには,家庭で地域で取り組める「地球温暖化すすめない実践行動」をしたい人がどこからでも集まって来る所で,難しい高度な事を語る所でないんだという事が今回の懇談会に参加してみて判りました。
将来,公務に就かれる院生の方々は,強い雨の降る中,傘をさし,吹田市役所から公共交通機関を利用して施設まで歩いて来られました。道中では旧市内と千里ニュ〜タウンそれに万博公園「まち・ひと・くらし」とは,絶対に切り離す事の出来ない「ごみ問題」を「出す人・集めて下さる人・処理して下さる人」全体を観て社会の暮らしと働きの「安心・安全・安定」を深く掘り下げて研究して頂きたいと思いました。利便性に流されずに学問の道を進んでおられる院生さんと感じた。再度,(財)千里リサイクルプラザを個人で愉しく見学なさって頂くと,語らいが沢山でき,院生さんの問いかけも変化するのでは!と思いました。 
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