大阪学院大学講義
  「総合課目:都市における環境創造の担い手(吹田市を事例として)」の報告
                                      主担研究員:三輪信哉
 市民研究員の皆さん、工房の皆さん、また
事務局にお願いして、大阪学院大学にて標記
の講義を2回行っていただきましたので、企
画者としてご報告とともに、この場を借りて
御礼申し上げます。
 学院大学の全学部1年生から4年生までを
対象に、吹田市内で環境分野で貢献しておら
れる方々に連続講義をしていただくことで、
 1)環境に関するとりくみは三者協働、す
なわち、ひとつの団体、ひとつの組織で取り
組めるものではなく、多くの人々の相補的な
協力によって成り立っていること
 2)ひとつの地域を対象として、いかに多くの
方々が熱意をもって環境を良くしようと頑張って
おられるか、それらを学生に知ってもらいたい
この2点が講義の目的です。
今年は、6月21日と28日の土曜日にプラザから多く
の方々にお越し頂き、講義と実演をしていただきまし
た。土曜日にもかかわらず毎回50名ちかい学生が
受講し、関心が高いといえますが、一方では講義意
欲に欠ける学生が多いことも事実です。寝ている学
生がいるのは、「まだまだ自分たちの伝え方が悪い
からだ」、と前向きに受け止めてくださり、毎年、膨大
な事前準備を重ねて講義を改善されてゆく姿勢に、
深謝です。中にはこの講義を通じて、環境の目が開
かれる学生もおり、「いままでこんな楽しいところが
あるとは知らなかった、是非ともプラザを訪れてみ
たい。」そんな感想も見られ、ひょっとしたら将来の
「担い手」が現れてくれるのではないか、そんな思い
でまた来年も開講したいと思います。
●講義内容
  テーマ 講  師 内  容
都市環境の創造をめぐる潮流 大学講師 環境問題と都市活動、エコシティ・エコ
ポリス、持続可能な環境都市の形成
都市環境の創造をめぐる潮流 大学講師 環境創造における三者協働の重要性、
環境社会の仕組みづくり
よりよい吹田を次世代にT NPO法人すいた市民環境会議 環境家計簿、市民共同発電所、打ち
水大作戦、エコクッキング など
よりよい吹田を次世代にU NPO法人すいた市民環境会議 ビオトープづくり、まち歩き、紫金山田
たんぼ など
環境教育の充実を目指してT NPO法人すいた市民環境会議 総合学習・環境学習の支援事業 など
環境教育の充実を目指してU NPO法人すいた市民環境会議 竹林整備、森のサポーター など
吹田のヒメボタル 吹田ヒメボタルの会 ヒメボタルの現状と課題、地元住民との
連携による保全活動 など
企業の環境への取り組みT 株式会社リコー関西 リコーオフィスの見学、CSR
企業の環境への取り組みU アサヒビール アサヒビール吹田工場の見学、ゼロエ
ミッション など
10 ごみゼロ社会を目指してT (財)千里リサイクルプラザ 資源リサイクルセンター、市民工房、
市民研究員制度 など
11 ごみゼロ社会を目指してU (財)千里リサイクルプラザ イベントごみゼロ、出前講座、小中学校
の学習発表会
12 吹田市の環境行政:市民との
協働による環境まちづくり
吹田市環境部地球環境課 環境政策、温暖化防止対策、アジェンダ
21すいた など
13 吹田市の環境行政:ごみ減量
の取り組み
吹田市環境部地球環境課 ごみ減量、(財)千里リサイクルプラザ
との連携 など

☆HP印刷時ページ設定A4余白5mm         P3     8月に戻る  TOPに戻る