書き損じの習字紙を再生する実験をしています。 市民研究員 金子幸平
 エコ体験プロジェクトは、牛乳パックの
パルプで“紙すき”をしていますが、この
度、書き損じの習字紙を再生する実験にチ
ャレンジしています。
 書き損じの習字紙は「たけみ小学校」か
ら提供していただきました。書き損じの習
字紙を“ごみ”にして燃やしてしまうのは
もったいないことですから、再び紙に再生
させたいとの思いです。
 この実験が成功したら、書き損じの習字
紙を小中学校などから提供していただいて、
パルプにもどして“紙すき”に使いたいと
考えているところです。
 書き損じの習字紙

◆実験-その1 まずお湯で洗ってみました。
 まず、真っ黒な習字紙を小型洗濯機で
40℃程度のお湯で洗ってみました。
 水洗の結果、洗濯機の水が真っ黒になり
ましたが、紙の墨は少しおちた程度で、水
洗だけでは完全に脱墨出来ませんでした。
 まずお湯で洗ってみました
 
  
  お湯で洗った結果

◆実験-その2 次に洗剤で洗ってみました。
 水洗したものを、家庭で使う洗濯用石鹸
を使って、洗濯機で約十分間洗いました。
洗剤でかなり墨をおとすことができました。
  洗剤で洗った結果

◆実験-その3 次に漂白剤で洗いました。
 次に、洗濯用の酸素系漂白剤を0.1%程度
の濃度にして数日間放置しました。漂白剤
の濃度が少なかったためか、期待したほど
墨はおちませんでした。
  漂白剤で洗った結果
今後も様々な脱墨実験を続ける予定です。
P7  5月に戻る  TOPに戻る