府民協動のまちづくり
○茨木土木事務所の概要
 茨木土木事務所は、大阪府域の吹田市・高槻
市・茨木市・摂津市・島本町の4市1町からなる「三
島地域」の道路及び河川の管理・工事などを担当
しています。道路や河川の管理とは、道路法や河
川法等に基づき、道路や河川の構造や機能を保
全し、災害を未然に防止するために、パトロールを
行い、異常があれば改善を行うことです。
 茨木土木では、一般国道・府道45路線
248,500m、27河川 121.9kmを管理しています。

○府民協働のまちづくりへ
  社会全体が成熟化の時代を迎える中、土木行
政も、「建設」から「維持管理」に重点を移してきて
います。そうした中で、重視しているのが、行政と
住民がそれぞれの持つ特性を補い合いながら相
携えて社会をきめ細かくメンテナンスしていこうとい
う「府民協働」という視点です。駅前の活性化や河
川環境の整備のためのワークショップといった施策
的なものから道路や河川のクリーンキャンペーンな
ど地域のボランティア活動のようなものまで幅広く
展開しています。年中行事として定着してきた「万
博ごみゼロウォーク」にも府民協働の立場から参加
させていただいています。

○アドプト・プログラム
アドプトリバー芥川の清掃活動 写真
   【写真】アドプトリバー芥川の清掃活動
           大阪府茨木土木事務所
 そうした、府民協働の中で重視しているのが「アド
プト・プログラム」です。これは、道路や川について、
地元自治体や企業等の団体が自主的に清掃や
緑化等のボランティア活動を実施する場合に、
府と関係市町村が協力して支援し、地域に愛さ
れるきれいな道路・川づくりや地域の環境美化
に取り組むことを目的とするものです。現在大
阪府全体で、道路362ヶ所、河川48ヶ所、計
410ヶ所。茨木土木管内で、道路16ヵ所、河
川8ヵ所、計24ヵ所のアドプトが展開されて
います。昨年11月27日には、三島地域はじめ
てのアドプト交流会を開きました(写真下)。

三島地域はじめてのアドプト交流会 写真

 万博ゾーンは大阪府を代表する文化ゾーン
でありながら、居住地域ではないことも手伝っ
てごみの不法投棄も散見されます。2月には、
「老人大学」の卒業生の方々による万博外周の
一部で新たなアドプトが設立されます。500人
を集める万博ごみゼロウォークは万博ゾーン
の美化を図る大きな取組みですが、この活動に
結集されている力をアドプト・プログラムとい
う恒常的な取組みに発展させていくことで、万
博外周の環境美化管理の枠組みができるので
はという思いを持っています。
(お問い合せ)
維持管理課管理グループ 072−627-1121
http://www.pref.osaka.jp/ibarakidoboku/
 ☆逆方向のリンクはありませんのでこのニュースへは
  「戻る」で戻ってください。

P8   目次に戻る