日ごろ、衣類のリフォームを学んでおられる方々からの依頼により、12月8日(水)吹田市立男女共同参画センターにある実験室で開催しました。
 染色風景(前段階)
 50代から70代までの女性24人が参加され、思い思いの布を持ち寄り、ビー玉や洗濯ばさみなど身近なものを使って絞り染めに挑戦しました。
<染色の簡単な流れ>
1.タマネギの皮、ドングリのハカマはそれぞれ水洗いし、ゴミや泥を落とす
2.染めたい布をしばらく水に浸し、染まりやすくした後、軽く絞り、ビー玉や洗濯ばさみ、割り箸、糸などを使って、絞り染めの準備をする

 染色風景(前段階)
 
3.水を入れた鍋を火にかけ、煮立ってきたらタマネギの皮またはドングリのハカマを入れ、煮出し汁を作り、濾し、染め液とする
4.染色液の入った鍋を火にかけ、染め布を浸して、しばらく煮る
5.いったん布を鍋から出し、染色液に媒
染液を加えてよく混ぜた後、布を戻す

  染色風景(容器に入れる)
6.染め上がった布を水洗いし、軽く絞り、アイロンをかけて はいできあがり
<染め上がりの色>
 タマネギ皮+焼きミョウバン=黄色
 タマネギ皮+木酢=茶褐色
 ドングリハカマ+木酢=灰褐色


 染色液は、普通なら捨ててしまうタマネギの皮とドングリのハカマを煮立てて作り、また、媒染液は、体に害の無い焼きミョウバンと木酢液を使いました。体にも環境にもやさら「またやってみたい」とのうれしい声がたくさんでました。

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染色出前講座
斬新なアプローチ 辻千代子/池渕佐知子
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